Audacityのピッチ変更機能の使い方 [Audacityの使い方]
Audacityのエフェクトの中には、選択範囲にしている音声波形のピッチ(音程)を変更する機能があるものがあります。
通常、ピッチを変更する場合、音声の再生速度も変更されてしまうのですが、Audacityのピッチ変更機能では、音声の再生速度はそのままで、ピッチだけを変更する事が出来ます。
ですので、オーディオデータのピッチだけを変更して、再生速度は変更しない編集が行いたい人向けに、Audacityのピッチ変更機能の使い方について紹介していきます。
ピッチ変更をする範囲を選択する
まず、他のエフェクトと同じように、ピッチ変更したい範囲を選択状態にします。
そして、「エフェクト」項目の「変更:ピッチの変更」をクリックします。
そうすると、「ピッチの変更」画面が現れるので、変更したいピッチの高さなどを設定して「OK」ボタンをクリックします。
ピッチの変更の仕方は二種類
Audacityのピッチ変更機能では、二種類の設定方法でピッチの変更が行えます。
1つ目の設定方法が、ピッチの音の高さを音名で設定する方法です。
「ピッチの変更」画面の「ピッチ」という箇所の左側で、変更前の音声のピッチを音名で設定して、右側の箇所で、変更後の音声のピッチを音名で設定します。
「ピッチ」という箇所の左側の音名は、選択している範囲の音声を自動取得して、自動的に設定されているので、基本的にはそのままの音名に設定しておいて問題ありません。
ですので、自動設定された音名のピッチから、どれくらいの高さに変更したいのかを右側の箇所に音名で設定しましょう。
周波数でピッチを設定する
もう1つの方法が、周波数、つまりヘルツでピッチを設定して変更する方法です。
「周波数」項目においても、左側の値は、自動設定されているので、右側でどれくらいのピッチに変更したいのかを設定しましょう。
設定が完了したら「OK」ボタンをクリックする事で、設定したピッチの高さに音声が変更されます。
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